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スタッフBlog

  • 今さらと感じるかもしれませんが、今だからこそ!

     

    生活習慣や嗜好品についての改善は続けるのが難しいですよね。

    でもお伝えさせてください。

    たばこは肺がんのリスクをはじめ、健康に良くないことが知られています。

    妊婦さんへのリスクも、赤ちゃんの体重が少ない、流産や早産のリスクが高くなる等、よく知られているところです。

     

    妊活中ももちろん良くありません。

    女性の場合は、卵子の元の細胞はお母さんのおなかの中にいるとき作り終えます。

     

    ちょっと脱線しますが、生まれたときで200万個、月経が始まる頃で20-30万個、そして閉経時には0個になります。

    女性が生涯に排卵する卵子の数は約500個ですので、排卵してなくなる卵子より排卵されずになくなっていく卵子の方が多いのです。

     

    その卵子の元の細胞は、女性が生まれてからいままでずっと体の中にあります。

    その間の生活習慣による影響をずっと受け続けます。

    たばこを吸うと活性酸素が増え、酸化ストレスがさらに卵子の質の低下につながるとされています。

     

    女性の妊娠する力が年齢による影響を受けるのは、このように数が減って、生活習慣のダメージで質が下がる、この二つが原因だといわれています。

     

    男性も喫煙により、血流の低下からEDの恐れがありますし、精液の質の低下や精子のDNA損傷のリスクもあるそうです。

     

    「妊娠したらやめようと思う」と伺うことがありますが、2人そろって妊活中からの禁煙をお勧めします。

     

    また心配な状況が続いている新型コロナウイルス感染に関して、日本呼吸器学会は、

    喫煙は新型コロナウイルス肺炎重症化の最大のリスクであるとし、禁煙を推奨しています。この機会に是非禁煙をご検討ください。