助産院マップ | 助産院でのお産や自宅出産 おっぱいケア・育児相談などをご希望の皆様へ

スタッフBlog

  • 今だからできること

    妊活を延期しても自分の身体を知っておくことは大切です。


    まずは男性から(意外?)。


    著名人の男性不妊の妊活当事者の経験談からもよく知られるようになってきましたが、不妊症の原因の半分は男性にあります。

    まず、精子の状態を観察されてみてはいかがでしょう。

    自宅でスマートホンを使って精子のセルフチェックができるキットがあります。ネットでも1600円から4000円位で購入できます。

    TENGAメンズルーペ

    seem


    精子は74日かかって作られるもの、精液の状態は変動が大きいのです。1回のチェックで一喜一憂しないで、期間を置いてチェックされてもよいですね。ただ、あくまで観察。正確には医療機関を受診して医師の診断が必要です。


    次に女性です。

    ご自身の月経(生理)周期について確認してみましょう。


    月経(生理)に関する質問をします。

    ①あなたの月経(生理)周期は何日ですか?

    ②あなたの月経(生理)持続日数は何日ですか?


    ②の月経(生理)持続日数は、即答できる方が多く、正常範囲は3-7日とされています。

    ①の月経(生理)周期については即答が難しかったり、数え方が違っていたりすることもあります。

    正しい数え方は

    ”生理が始まった日を1日目とし、次の生理が始まる前日まで”

    です。

    月経(生理)が終わってから数え始めるという間違いをよく伺いますよ。

    月経(生理)周期の正常範囲は25-38日とされています。範囲外の場合は排卵が上手にできていないことがあり、排卵の兆しが確認できないこともあります。

    排卵の兆しを確認する方法は後ほどお伝えしますね。


    その前に、月経(生理)周期に関するトピックスをご紹介します。

    今年に入って、ルナルナと国立成育医療センターの共同研究で、月経は年齢と共に変化することが明らかになったと発表がありました。

    月経(生理)周期の平均値は25歳頃に最も長くなり、その後45歳にかけて約3日間平均値が短くなるとのことです。

    これまでの正常範囲は、その元データが1950年代の米国、650人(3万月経周期)をもとにきめられたものだそうです。

    これは初めて知りました。

    で、今回は約30万人(約6百万周期)の月経(生理)を解析して得た結果なのでそうです。驚きです。

    近い将来、月経(生理)の正常範囲が年齢ごとに規定されるかもしれませんね。


    では、排卵の兆しを知る方法です。

    ルナルナ”や”カラダのキモチ”等のアプリ、基礎体温測定、排卵検査薬があります。

    アプリで生理が始まった日だけを入力する方法は、生理周期がきっちりして、全くずれない方向けです。

    基礎体温測定は、体温が低温期から高温期に移行することで、排卵があったことを知るのに適しています。

    そして排卵検査薬はこれから起こる排卵を予測できます。


    それぞれにデメリットもあります。

    アプリは生理周期が整わない、ズレがある方には向きません。

    基礎体温測定には測定誤差がありますし、これから起こる排卵予測には向きません。

    排卵検査薬は陽性反応が出る時期が短い、使い捨てなので経済的な負担がある、等です。

    まずは組み合わせてトライしてみることをお勧めします。

    排卵検査薬を使って、反応がみられ、その後基礎体温が高温期に移行することが確認できれば安心です。


    アプリ一例

    ルナルナ カラダのキモチ

    排卵検査薬一例


    排卵検査薬が今ほど流通していない頃は、基礎体温測定が頼りでした。

    妊活期以外にもご自身の身体を知る、健康管理として活用されてもよいと思います。


    正常とされる基礎体温の特徴についてお伝えしておきますね。次の4点です。

    ①高温期の持続が10日以上

    ②低温相と高温相の差が0.3℃以上

    ③高温相に陥落がない

    ④低温相から高温相への移行が3日以内


    これらをもとに基礎体温のサンプル図が作成されていると思うのですが、

    とてもわかりやすくなっています。

    そんな風にはならないと心配ですね。

    測定には専用の体温計を使って、起床時、起き上がる前、安静時の口中検温が必要です。

    0.01℃という小さな変化を確認していますので、誤差が含まれ正しく測れないことがあります。


    そんな時は、次のことを確認されてみてくださいね。

    ①環境の変化:寝室の環境変化はありませんか。エアコンや掛物はいかがでしょう。

    ②体温計の設定を確認されてみてください。早く測定結果が出る体温計は、予測体温です。誤差が含まれる可能性があります。体温計の設定を確認され5分以上の実測検温で測定してみましょう。

    ③正しく測定するには「5-6時間以上の連続した睡眠の後」が望ましいとされています。

    ④体調不良、飲酒などの体温に影響を与える状況の有無はありませんか。


    トイレに行った、とか、ついうっかりおしゃべりしてしまった、などで正確に測定できなくなります。そんな日は、測定をお休みして、測れる日だけ測る、というようにゆるゆると続けてもよいと思います。


    月経(生理)周期が正常か否かの判断は医師の診察が必要です。「婦人科は敷居が高くて」「内診は苦手」というお気持ちから、つい先送りにしがちかもしれません。

    女性にとって婦人科受診は心地よいものではないですね。よくわかります。

    でも測定していたからこそ気づけたことです。

    ご自身のお身体のこと、心配の芽は早めに摘み取って、安心して過ごしていただきたいなと思います。


    最後に、女性の卵巣予備能を自宅でチェックできるキットが昨年発売されました。

    AMH(抗ミュラー管ホルモン)といい、卵巣年齢と言われる卵子の在庫をチェックする検査です。

    少し高価ですが、「まだ妊活は考えていないけど気になる」「受診を迷っている」という方、まずはトライされてもよいかもしれません。いかがでしょうか。


    Fチェック